2013年度「建築設計製図3」(旧「建築設計1」)
設計課題説明書
2013/04/05
課題1:「ふつうの家:自分の家族のすまい」木造2階建て(一部でも可)、独立住宅。現在の自分の家族が一緒に住む家。敷地は配布資料参照。4/5~5/24:7週間。
課題2:「集まって住む」=3階〜5建て。敷地は課題1と同じ場所。詳細は後日指定する。5/31~7/12:7週間。
なお、「課題1」の評価が不可の場合は、「課題2」には進まず、「課題1」の再制作を「課題2」とする。
これらの課題では、1)立地する場所、周辺環境と建築物の関係。2)適正な平面計画と断面計画(ゾーニングと動線)。3)適正な構造計画。4)建物の用途を充足するための空間や装置(設備計画)。5)建物の外観デザイン。以上の5項目に留意して設計案を作成することをポイントにする。
「課題1」の設計条件と提出物:
1) 敷地:配布敷地図(1/500、1/100)の図示された範囲。
2)各住宅の延床面積:100〜150㎡程度。建ぺい率(建築面積/敷地面積)は60%。建築物の最高高さ10m。
3)必要諸室(空間)と規模:各自が算定し決定する。
4)構造規模:木造2階建て(1部分2階でも可)。
5)建物の周辺の外部空間もデザインすること。とくに侍従川に沿った道路側の景観に留意すること。
6)最終提出物:図面(設計図書)および模型:
・A3サイズ用紙(横使い)。枚数は任意。各シート右下に、図面番号、図面名称、縮尺、氏名、学籍番号を必ず記入する。
・必要(図書)図面の種類と縮尺と数量:
①配置図(1/100、敷地周辺も表現。建物は屋根伏図で表現)。②平面図各階(1/100,1/50)。③断面図2面(1/100,1/50)。④立面図4面(1/100,1/50)。⑤外観透視図1点(周辺の様子も必ず表す)。⑥内観透視図1点。⑦エスキス(スケッチ)。⑧ダイヤグラム(説明図式)なども添付。
・ 図面構成は自由。ただし図面の種類ごとにシートを分ける。見やすくて分かりやすく、かつ美しくレイアウトする。
・ すべての図面は手描き。提出図は原図(コピーは不可)。彩色、陰影、床や壁他のテクスチャ、点景などをきちんと表現する。エスキス(スケッチ)の用紙にはトレーシングペーパー(A3等)を使用する。
・ 表紙:設計案のタイトル、設計案の説明、模型写真、氏名、学籍番号を、表紙シートに記載する。
・ 模型:敷地全体を含む外観模型(1/50)。模型写真を表紙に添付する。
7)「課題1」作品の提出日時と場所: 2013年5月24日(金)、13時、EF館402設計製図室。
「課題1」のスケジュール
第1回目04/05:科目ガイダンス。担当者の紹介。授業の目的と内容の説明。「課題1」の説明。
敷地視察。スタジオワーク(SW)01「ファーストスケッチ」。宿題(HW)01「参照する作品を集める」。
第2回目04/12:個別指導01。SW02「配置計画と平面計画」。HW02「自分の家族の要望を聞く」。
第3回目04/19:個別指導02。SW03「平面計画と断面計画」。HW03「自分の家族の時間と空間を調べる」。
第4回目04/26:個別指導03。SW04「構造計画と設備計画」。HW04「木造住宅の事例を調べる」。
第5回目05/10:中間提出。「模型と平面図、断面図、立面図:1/100」。参考例の発表と講評。個別指導04。SW05「全体の見直し」。HW05「図面表現の参考例を調べる」。
第6回目05/17:個別指導05。SW05「全体の再検討」。
第7回目05/24:「課題1」作品提出。採点、優秀作品の発表と講評。